Power PointでTeX形式数式の入力
バージョン1707以降のPowerPointやOne Noteでは、TeX形式の数式入力がサポートされている。 しかし、Office 365ではlatexモードへの切り替えボタンがあるがこちらには用意されていない。 latex mode を使用するためには少々トリッキーな方法をとる必要がある。
Office での LaTeX の数式入力 – Office Blogs
制御文字の定義
数式のモードを切り替えるためには、制御文字を定義する必要がある。 数式を挿入し、数式オプションから数式オートコレクトを開く。
Latex mode への切り替え制御文字の定義
修正文字列に「\TeX」を入力し、 修正後の文字列に「24C9」と入力したのちに Alt+X を押すと 修正後の文字列の表示が「Ⓣ」に変わる。
標準の入力形式(UnicodeMath)への切り替え制御文字の定義
修正文字列に「\LF」を入力し、 修正後の文字列に「24C1」と入力したのちに Alt+X を押すと 修正後の文字列の表示が「Ⓛ」に変わる。
実際の使用
数式入力時に、制御文字である \TeX + Space を入力するとlatex mode に切り替わる。
\frac{a}{b}
と入力すると、
と表示されるはず。
元の入力方法に戻したければ、 \LF + Space と入力すればいい。